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室町時代、浄土真宗中興の祖である蓮如上人が、布教の際に「南無阿弥陀仏」と書いた掛軸を信徒に授け、仏壇に祀ることを奨励しました。お仏壇をつくる際にご本山を真似たところから、現在の金仏壇の元となっています。それゆえ真宗の金仏壇に細かい決まりがあるとも言われています。
お仏壇の原型として、法隆寺の『玉虫厨子』がよく知られております。また、白鳳14年3月27日天武天皇が、「詔したまわく、諸国家毎に仏舎をつくりて、すなわち仏像及び経を置きて、礼拝供養せよ」との詔を出され、家毎にお仏壇を安置するようになった起源ともされています。一般的に庶民にお仏壇が普及し始めたのは江戸時代と言われています。幕府の寺請制度により、菩提寺を定め檀家になることを義務付けた。そして家毎にお仏壇を安置し先祖を供養する習慣が確立されました。また、社会的、経済的にも豊かになってきたことも背景に現在につながる伝統工芸技術が発展を遂げてきました。
よく、家庭のお仏壇は小さなお寺である。という表現がなされますが、お仏壇の扉はお寺の山門を見立てており、内部中央段の須弥檀と呼ばれる段は仏の国の須弥山を象ったものとされています。
私達にとってはご先祖様や亡くなった親族をおまつりし、対話をする神聖な場所でもあります。親が朝に夕に背筋を伸ばし、仏様、ご先祖様に見守られる幸せに感謝の心で手を合わす姿は、子たちにとっても礼節のしつけにもつながるでしょう。 |
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| 大別すると、荘厳優美な金仏壇、木の質感の美しい唐木仏壇、現代生活に多様化された家具調仏壇、省スペース型の上置仏壇などが挙げられます。 |
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お浄土の世界を表しているといわれる金仏壇。その荘厳さはご家庭の小さなお寺のようでもあります。
金仏壇の製造過程はそれぞれが専門職人による分業で工程を異にしながらも強い関連性を持ち、伝統的工芸品として発展をして参りました。京都は多くの優秀な職人たちが競合しクオリティの高い工芸品を発信しております。
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●●● 製造過程 ●●●
木地 → 空殿(屋根) → 彫刻 → 漆塗り → 蝋色 → 金箔押 → 錺金具 → 蒔絵 → 彩色 → 組み立て
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唐木仏壇とは伝統的な中国から輸入される銘木のみならず、東南アジア、日本の銘木などを使用したものを唐木仏壇と呼びますが、大きな意味で同様の木目加工をしたものや芯材に着色をした製品も唐木仏壇と呼んでいます。加工方法、仕上げの塗装などにより豊富な種類の製品が仕上がります。
お仏壇に使われる唐木の種類は、黒檀、縞黒檀、本紫檀、手違紫檀、パーロッサ、かりん、タガヤサン、屋久杉などが挙げられます。いずれも仏壇製作に適した木材で、それぞれに重厚感があり木の質感の美しい品々ですので、お買い求めになるときはご予算や趣向、安置されるお部屋の雰囲気に合わせてお選びいただければよいかと思います。
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●●● 唐木仏壇の加工について ●●●
画像 |
張り |
加工の様子 |
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軸練・前練 |
芯材に厚さ5mm程の唐木材料を前部分に張り合わせたもの |
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二方練り |
芯材に厚さ5mm程の唐木材料を二方から張り合わせたもの |
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三方練り |
芯材に厚さ5mm程の唐木材料を三方から張り合わせたもの |
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四方練り |
芯材に厚さ5mm程の唐木材料を四方から張り合わせたもの |
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ムク |
無垢材料でつくったもの |
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その他 |
木目印刷(転写)シートを張ったものや、塗装を施した製品もある |
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伝統的な様式にこだわらず、現代の生活様式にあったデザイン性のあるお仏壇も多く生産されています。そのバリエーションは豊富でデザイン性を凝らしたモダンなつくりから、伝統とモダンを融合させた和モダン、そして伝統和家具を思わせるつくりのものもあります。
家具調仏壇に使われる材木としては楡(にれ)や楢(なら)等これらは日本、中国で生産されており、北米、ヨーロッパで産出されるオーク材、メープル(かえで)。高級銘木として知られるチークやマホガニー、そしてウォールナットは加工や着色などを施しやすい特性持つため、家具調仏壇の材料としてもよく使われております。
上置仏壇は場所を取らずシンプルなご荘厳でおまつりいただけることからも、お若い方からご年配の方まで幅広くご利用いただいております。そのデザインも多様で伝統的なお仏壇を小さくしたものから、モダンでスッキリとした家具調の製品、小さくても金箔を施した金仏壇などもございます。安置される場所や雰囲気に合わせてお選びいただけます。 |
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